植木鉢でのミントの育て方

ハーブのミントは、清涼感ある香りや味で、チューインガムに使われたりしますよね。ミントティーは心を落ち着かせたりする効果もあります。そのミント、家庭で新鮮なものを収穫できたら、嬉しいですよね。実はミントは、植木鉢で簡単に収穫できるハーブなのです。室外でも室内でも大丈夫ですし、とっても強い植物なので初心者でも失敗なく育てることが出来ます。是非作ってみましょう。

 

ミントは種からも栽培できますが、初心者の方は苗から栽培した方が簡単なので、苗を購入しましょう。葉が５，６枚出ている元気のよい苗を選びましょう。

 

植え付け時期は真冬と真夏でなければいつでも植え付けできますが、春と秋が最も適しています。植木鉢の大きさは、厳密に決めることはありませんが、１株を植え付けるなら５号鉢くらいでいいでしょう。土は市販されている培養土が便利でいいと思います。

 

植木鉢の底に、水はけをよくするために、鉢底石を敷き詰めます。培養土は鉢の八分目までの量を入れます。苗が入るくらいのくぼみを作り、そこへポットから外した苗を入れ土をかぶせ、手で押さえます。後はたっぷり水を与えてあげましょう。

 

置き場所は一日中日が当たる場所よりは、半日蔭くらいの方がいいでしょう。又は半日だけ日が当たるという場所でも大丈夫です。

 

水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげるようにします。夏場は朝と夕方の２回、水やりをしましょう。

 

ミントが成長して茂って来たら、先端部を摘心（摘み取る事）します。こうすると、切ったところから枝分かれして、枝が増えますし、背が高くなるのを防ぐことができます。枝が増えることによって、葉が増えるので収穫量が増えるということになります。この作業は、ミントが成長している間定期的に行います。

 

また６月から７月に、株の根元から２０センチくらいの所までを残し、その上を全部切り取る、「切り戻し」という作業を行います。（切り取ったミントは色々なことに利用してくださいね）。この切り戻しをしないと、夏に葉が山のように茂ってしまい、株が蒸れて弱ってしまいますし、害虫も発生します。こんなに切って大丈夫？と思うかもしれませんが、安心してください。秋になればちゃんと又美しい葉が出てきます。ですので、必ず切り戻しをしてくださいね。